2008年07月12日

一回お休みしましたが、第3回

ということで第3回。微妙に脈絡が無くなってきてはいますが、続きということで。声と呼吸のお話です。

歌を歌う上で、まずは声量、と個人的には思うんですが、声量を上げる上で大事なことを一つ。声を出そうとすることです。肺活量、一秒率など、声の大きさを規定する因子はそれこそいろいろとありますが、まず声を出そうとするところからです。まだ音取りが怪しい所があると思います。団長お手製のCDを使って音をちゃんと取って、自身を持って音を出せるようにすることからです。

で、本題です。今回は肺活量についてです。前回の内容とはかなり矛盾するようですが・・・肺活量と腹筋は関係ありません。どんなに頑張って腹筋をしまくっても、肺活量はそんなに変わりません。多少は変わるとも思いますが。息を必死に止める練習をしても仕方ないです。苦しいだけです。多少は変わるかもしれませんが、それで声が出るようになったという話は聞いたことがありません。

ものの本には声を出す上で肺活量はそこまで大きなファクターではないと書いてあります。つまり、息の量よりも息をどれだけ自由に操れるかの方が大事である、と。しかしながら、肺活量の多い(≒体格の良い。肺活量の基準は体型に相関します。)人に声量のある人が多いのも事実です。実際に体格の良い人は筋肉量も多いので、息の圧力も大きいからです。じゃあここは思いっきり短絡的に「肺活量が無くても工夫次第で声量は増やせるが、肺活量が増えればそれに比例して声量が増える。」と考えましょう。実際肺活量が少なくて困ることはあっても、多くて困ることはありません。

肺活量を増やすのに、一番良いトレーニングは水泳だといわれます。全身運動で、かつ瞬発力のある呼吸が必要だからです。次いで良いのは管楽器、歌唱。歌は皆さん定期的に歌っていますが、なかなか家ではやれないものばかりです。そこでお勧めなのはペットボトルをペコペコさせる方法です。

1.5〜2リットルの空ペットボトルを用意し、息を吐ききった状態で口にくわえて、中の空気を吸い込んで潰す、潰しきったら吹いて膨らます、それの繰り返し。風船の変わりにペットボトルを使うわけですね。苦しくなるまでやります。2リットルの方が空気の量は多いけれど、1.5リットルの方が硬い物が多いです。自分で試してみた結果、伊藤園の濃い味烏龍茶のが一番辛かったです。逆に楽なのは三ツ矢サイダーでした。夏場はペットボトルの消費も増えるので、空ボトルを使って試してみてください。

ちなみに、それなりに肺活量のある人だとペットボトルだと物足りなく感じると思います。その時はかなり乱暴な方法ですが、水枕を膨らます練習もあります。ペットボトルが楽勝でも、水枕はかなり手強い相手です。それでは練習で会いましょう。


ラベル:団長に感謝
posted by クール・ファミーユ at 15:59| Comment(1) | TrackBack(0) | NACGUYのびっくり発声論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

第2回

こんにちは。日曜に書くと見てもらえないという意見をいただいたので、練習前に書き込みます。
第2回は呼吸と筋肉のお話の前半部分です。

よく「腹筋を使う」とか「お腹で支える」とか言われますね。
歌うときの腹筋の重要性については今更言うまでもありません。
ではなぜ腹式呼吸が大切なのでしょうか?

肺には筋肉がありません。ですから、肺を膨らますには胸郭の筋肉で肺のスペースを広げます。
一般的に言う腹式呼吸では、主に横隔膜(膜と書きますが実態は筋肉です)を用います。
それに対し、胸式呼吸では肋骨の間の筋肉(肋間筋)を主に用います。
ですから、胸式呼吸の要素も、胸郭のスペースを広げる意味で大事なのです。
ではなぜ、腹式呼吸がうるさく言われるのでしょう?

歌うときは日常生活で用いるよりもより多くの呼吸量が必要になります。
そのため、無意識の呼吸ではなく、意識した、より強力な呼吸を行ないます。
これを「努力呼吸」と言います。また、通常の呼吸を「正常安静呼吸」と言います。
正常安静呼吸では、吸気は主に横隔膜によって行われます。また肋間筋も使います。
呼気は筋肉を用いず、ふくらんだ肺が自然にもとに戻ろうとする力によって行われます。
それに対し努力呼吸では、横隔膜や肋間筋だけでは足りないので、その他の筋肉も動員されます。
その際に用いられる筋肉を総称して「呼吸補助筋」と言います。
歌うときの筋肉の使い方は、この呼吸補助筋の使い方であるといっても良いでしょう。

努力呼吸を無意識に行なう場合、人間は生理的に使う筋肉が決まっています。
吸気時には主に上半身の筋肉を使い、呼気時には主に腹筋を用いるようになります。
よく言う腹式呼吸、お腹の支えとは、努力呼気時の腹筋の使い方、というわけです。

ここで気をつけなければならないのは吸気時です。
無意識に大きく息を吸うと、上半身の筋肉をフルに使うことになります。
特に首周りの筋肉を使うので、発声で問題になる「のどが突っ張った状態」になるのです。
ですから、吸気時に意識的に上半身を使わないようにする必要があります。
勝負は声を出すときではなく、息を吸うときに決まっているのです。

長くなってしまったので今日はここまで。次回はもう少し具体的に書いていきます。
では練習で会いましょう。
posted by クール・ファミーユ at 16:50| Comment(1) | TrackBack(0) | NACGUYのびっくり発声論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

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NACGUYです。昨日の食事会のときに出たネタなんでちょっとお話。
第一回は発声について、耳とアゴのお話からです。

日頃の練習でも発声練習をしています。
発声を練習するときはお互いに聴き合うようにするべきです。
音が空気の振動だってことは知っての通りです。
でも、人間の耳に聞こえる音には、実は2種類あります。
空気の振動によって聞こえる音を「気導音」と言います。
一般的に「音」と思われているのはこれのことです。
それに対し、骨を伝わって聞こえる音があります。それを「骨導音」と言います。
他人の声は気導音で伝わりますが、自分の声は気導音+骨導音で伝わります。
自分で聞く自分の声と、録音して聞く自分の声が違う音に聞こえるのはこのためです。


ここからが本題なんですが、このメカニズムを知らないと、落とし穴にはまります。
よく「アゴの力を抜く」ことを言われると思います。
アゴに力が入ると、硬い、こもった声になります。
だけど、意識していないと自然にアゴには力が入ってしまいます。
するとどうなるでしょう?

実は、アゴに力が入っていると「自分には」いい声に聞こえることもあります。
アゴの骨には当然筋肉がついています。力むと、その筋肉が硬くなります。
すると、骨+硬くなった筋肉で、骨導音の響くスペースが広くなります。
骨導音が良く響くようになり、「自分には」よく響いた声が聞こえるようになります。

もちろん、他人には硬い、こもった声が聞こえています。

簡単な実験をしてみましょう。指先で自分のほっぺをはじいてみます。
アゴの力を抜いてはじいてみると、鈍い音が聞こえると思います。
次に、歯を食いしばって、筋肉が硬くなった部分をはじいてみます。
さっきに比べて音が高くなり、よく響いて聞こえると思います。
これが、力んだときに自分にはいい声が聞こえている理由です。

ですから、発声練習をするときは、お互いに聞き合うことが大切です。
他人にとってのいい声は、自分ではそこまできれいには聞こえないこともあります。
次はまた何か別のテーマでお話します。

>いくちゃん
こんなんでいいの?
posted by クール・ファミーユ at 17:05| Comment(2) | TrackBack(0) | NACGUYのびっくり発声論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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